京都大学 水産 実験所 学生

3.学生

 

井上 博[いのうえ ひろし]

井上博 顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 博士課程
連 絡 先: inoue.hiroshi.55s*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 海洋生態学
趣  味: 釣り、ダイビング,水泳、バレーボール、ラグビー
研究課題: 日本海西部の底生生態系の構造
日本海の底生生態系の構造を解明するために水深200~800 mにおいて底引網を曳き、採集された生物を同定し、個体数や重量を計測する。このデータを基に生態系モデルを構築し、日本海の底生生態系の構造を定量的に把握する。これによ り、高次消費者である水産重要魚種を安定的に市場へ供給するための政策作りに役立る。
経歴・業績など:
滋賀県大津市生まれ
2003年 東大津高校卒業
2004年 近畿大学水産学部在籍(1年)
2009年 琉球大学理学部海洋自然科学科卒業(シマイセエビの分子分析による集団構造解析)
2009-2010年 コペンハーゲン滞在、デンマーク語を学びながらすし屋で働く(ワーキングホリデー)
2011-2012年 塾講師、学童指導員
2012-2013年 東洋紡(株)大津研究所治験薬製造部所属
2013-2015年 京都大学 農学研究科 修士課程 (由良川河口沖の底生生態系の構造と季節変動)
2015- 京都大学 農学研究科 博士課程
2015-2016 POGO program at Alfred Wegner Institute, Germany (1 year project)
現在に至る

笹野 祥愛[ささの さちあ]

笹野写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 博士課程
連 絡 先: sasano.sachia.75e*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類生態学
趣  味: 生き物の飼育(海水、淡水、魚からイソギンチャクまで様々)、水族館めぐり
研究課題: 環境DNAを用いたクロダイの生活史特性の解明
本研究ではクロダイについて環境DNAを用いて調べています。修士研究では海域および河川域における分布の季節変化を調査し、本種が卵や仔魚期のみに沖合に分散し、以後は沿岸や河口に強く依存すること、また夏季のみ河川の淡水域も利用することを環境DNAにより示しました。クロダイは沿岸で産卵するといわれるものの、自然界での産卵の目撃例はありません。沿岸での産卵は河川水や潮汐の影響を大きく受けることが予想されるため、低塩分に適応した産卵戦略をもつと推察されます。博士研究ではそのような産卵生態を環境DNAを用いて解明し、本種が陸水の影響の強い沿岸環境に適応できる要因に迫れたらと思います。
経歴・業績など:
経歴:
2013年3月 富山県立富山中部高等学校 卒業
2017年3月 お茶の水女子大学理学部生物学科 卒業
2019年3月 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻 修了

学会発表:
笹野 祥愛,坂爪 明日香,最上 善広,服田 昌之『ミドリイシサンゴのプラヌラの遊泳パターン』日本動物学会関東支部第67回大会(2015年3月) ポスター発表 → 受賞(下記)
笹野 祥愛,坂爪 明日香,松島 夏苗,最上 善広,服田 昌之『ミドリイシサンゴ幼生の遊泳速度を制御する神経ペプチド』日本動物学会関東支部第68回大会(2016年3月) ポスター発表 → 受賞(下記)
笹野 祥愛,坂爪 明日香,和田 祐子,松島 夏苗,最上 善広,服田 昌之『ミドリイシサンゴ幼生の遊泳特性と遊泳を制御する神経ペプチド』日本サンゴ礁学会第19回大会(2016年12月) ポスター発表
笹野 祥愛,坂爪 明日香,和田 祐子,最上 善広,服田 昌之『ミドリイシサンゴ幼生の遊泳特性と遊泳を制御する神経ペプチド』日本動物学会第88回富山大会(2017年9月) ポスター発表
笹野 祥愛,村上 弘章,鈴木 啓太,源 利文,山下 洋,益田 玲爾『環境DNAを用いて調査したクロダイの沿岸依存性と産卵期・仔魚期の分布特性』平成30年度日本水産学会春季大会(2018年3月) 口頭発表
笹野 祥愛,村上 弘章,山下 洋,益田 玲爾『環境DNAが示すクロダイの河川進入の季節変化』平成30年度日本水産学会秋季大会(2018年9月) 口頭発表
笹野 祥愛,村上 弘章,鈴木 啓太,源 利文,山下 洋,益田 玲爾『環境DNAから推測されるクロダイの分布様式:海洋および河川域での季節変化』第1回環境DNA学会東京大会(2018年9月) ポスター発表

講演会:
笹野 祥愛『環境DNAで追うクロダイの季節移動:冠島沖から伊佐津川中流まで』若狭湾生物同好会公開講座(2018年6月)

その他:
お茶の水女子大学平成26年度理数学生応援プロジェクト後継事業 アドバンスドプログラム優秀研究賞受賞(2015年5月)
お茶の水女子大学平成27年度理数学生応援プロジェクト後継事業 アドバンスドプログラム優秀研究賞受賞(2016年6月)

曽根高 幹大[そねたか みきひろ]

曽根高幹大写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: sonetaka.mikihiro.62m*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 海洋資源生物学
趣  味: 釣り、テニス、アニメ、アメフト観戦
研究課題: キジハタの放出する環境DNAの日周性の個体発生および産卵時の動態
キジハタは「アコウ」あるいは「ヨネズ」の名で知られる高級魚ですが、近年その資源量は激減しています。キジハタの生態に関する情報は乏しく、また、天然海域での産卵に関する報告もありません。本研究では、環境DNAを用いて本種の生息密度を推定し産卵を検知する技術の開発を目指しています。まずは、環境DNAの放出量について、日周行動に伴う短期的な変化、これらの成長に伴う長期的な変化、さらには、産卵前後での変化といった点に着目し研究を進めます。
経歴・業績など:
2015年3月 岡山県立倉敷天城高等学校卒業
2015年4月 京都大学農学部資源生物科学科入学
2019年3月 京都大学農学部資源生物科学科卒業
2019年4月 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻入学

上村 真太郎[かみむら しんたろう]

上村真太郎写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: kamimura.shintaro.22z*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 海洋資源生物学
趣  味: 写真、絵、読書、釣り
研究課題: 産卵と被食に伴うカタクチイワシの環境DNA動態
近年、従来のモニタリング手法の欠点を克服する手法として、環境DNA技術が注目されています。これは、主に水圏生物から排出されたDNA断片を水から検出し、対象生物の在不在や生物量などを推定する手法です。生体からDNA断片が排出されて環境DNAとして検出されるまでには、さまざまな生物的・非生物的要因が影響していることが知られています。そのため、これらの要因やその影響を詳しく調べることによって、より正確な生物量の推定、および対象生物についての様々な情報の取得が可能になると考えられます。本研究では、これら生物的要因のうち、特に産卵および被食が環境DNAの放出にどのように影響するのかを、カタクチイワシを対象として調べます。
経歴・業績など:
2014年3月 大阪府立岸和田高等学校卒業
2015年4月 京都大学農学部資源生物科学科入学
2019年3月 京都大学農学部資源生物科学科卒業
2019年4月 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻入学

中島 広人[なかじま ひろと]

中島広人写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: nakajima.hiroto.57z*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 沿岸資源生態学
趣  味: 釣り、サイクリング、アクアリウム
研究課題: 丹後海におけるスズキ卵仔魚の輸送メカニズムの解明
魚類の年級群強度は、飢餓や被食、無効輸送などといった初期減耗の程度によって決定される。親魚は卵仔魚が好適な成育場に輸送される確率の高い場所を産卵場とし、卵仔魚は海流などを利用して効率的に輸送される。卵仔魚の輸送経路を流れと併せて解明することは、初期生活史および資源変動の仕組みを理解する上で重要である。本研究では、漁業や遊漁上重要種であるスズキをメインに、丹後海における卵仔魚の輸送経路と流れの関係を調べる。
経歴・業績など:

小出 祐己[こいで ゆうき]

小出祐己 顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: koide.yuki.27e*st.Kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 海洋生態学
趣  味: ダイビング、水中写真、サッカー、水族館巡り
研究課題: イセエビによる植食性魚類への捕食圧

磯焼けは短期間で藻場が消失する現象であり、これにより稚魚の成育場が失われるなど我が国の沿岸を含んだ世界各地で問題となっている。磯焼けの直接的な原因は、ウニ類やアイゴ、ブダイのような植食魚による過剰摂食が最も有力とされている。イセエビはウニを捕食することが国内外で報告されており、藻場の維持に重要な役割を果たしている可能性がある。さらに水槽内で夜間眠っているアイゴをイセエビが捕食したという観察事例がある。

本研究では、イセエビが魚類にとっても重要な捕食者になる可能性について、水槽実験により検証する。実験ではアイゴを含めたいくつかの魚種をイセエビと遭遇させて、両者の行動を昼夜にわたって観察する。これにより、イセエビが植食魚の捕食者となり、藻場のアンブレラ種として機能している可能性を探る。
経歴・業績など:
2016年3月 名古屋市立向陽高等学校卒業
2016年4月 北里大学海洋生命科学部入学
2020年3月 北里大学海洋生命科学部卒業
2020年4月 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻入学

河野 ゆか子[こうの ゆかこ]

河野ゆか子 顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: kouno.yukako.35e*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 無脊椎動物生態学
趣  味: カンフー、旅行、食べること、居酒屋巡り
研究課題: マナマコの被食回避機構の解明

私の修士研究では、マナマコの対捕食者戦略をテーマとしています.マナマコはなまこ酢などで親しまれ、また乾燥したマナマコは中華料理の高級食材として高値で取引されます。本種についての養殖や放流の研究は多くあるのですが、その生態や行動の知見は、ヒトデやウニなどの他の棘皮動物に比べても限られています。単純な神経回路しか持たないマナマコですが、捕食者である魚類の存在により自分の活動も変化させることが、当水産実験所の先輩の山口さんによる研究で明らかとなりました。そこで、マナマコがどうやって捕食者を認知しているのかを行動実験で明らかにすることで、本種の被食回避戦略の秘密に迫ります。

経歴・業績など:
2015年 京都大学 農学部 入学
2018年 京都大学 農学部 卒業
2019年 京都大学大学院 農学研究科 入学
2019年 オーストラリアのブリスベンに渡航 ワーキングホリデー
2020年 復学

福沢 風人[ふくざわ はやと]

福沢風人 顔写真2所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: fukuzawa.hayato.65e*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類分類学
趣  味: 天体観測、鉄道、飛行機(乗り物・旅行全般?)、サッカー観戦(特に鹿島アントラーズとレアル・マドリー、プレーは無理)、料理(ただ今勉強中)
研究課題: コオリカジカ(Icelus)属の分類再検討

コオリカジカ属は北極海と北太平洋の海底を中心に生息するスズキ目カジカ科に含まれる属で、日本近海にも数種が生息します。今回、コオリカジカ属の新種と思われる魚が発見されたため、新種記載を当面の課題としてします。

経歴・業績など:
2012年3月 大阪府茨木市立北中学校卒業
2012年4月 洛南高等学校入学
2015年3月 洛南高等学校卒業
2016年4月 神戸大学理学部生物学科入学
2020年3月 神戸大学理学部生物学科卒業
2021年4月 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻修士課程入学