京都大学 水産 実験所 学生

3.学生

Hunter Harter Godfrey[ハンター・ハーター・ゴドフリー]

Hunter image所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 博士課程
連 絡 先: hunter.godfrey.46s*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 人工漁礁の生態学、水産管理学、魚種間の行動学
趣  味: スキューバダイビング、水中撮影、ビデオ編集
研究課題: 

1.水産資源管理における人工漁礁の有効性と実用化

水産資源管理の観点から人工漁礁の有効性と波及効果を調べたいと考えています。日本は長きにわたり人工漁礁を利用してきた歴史をもち、当該分野において確かな技術を開発してきました。実際に人工漁礁から利益を受けている魚種はいるのでしょうか?それとも、人工漁礁は周囲から魚を引き寄せているだけなのでしょうか?私は環境DNAの新技術を活用し、京都府のズワイガニ漁業とアワビ漁業と関連する人工漁礁を研究します。

2.底生魚類の敵対行動

以前、魚類の敵対行動をスキューバダイビングでビデオ撮影したことがありました。これをきっかけに、自然界における魚類の攻撃的行動や特異的行動をもっと撮影したいという興味が湧いてきました。縄張り行動や攻撃的行動を引き起こす要因は何か?魚種ごとに異なるのか?現在、水中観察によりハゼ科魚類とイソギンポ科魚類の種内および種間の行動学的相互作用を研究しています。

経歴・業績など:

Observations of Agonistic Behavior between Two Island Kelpfish, Alloclinus holderi (Lauderbach, 1907) (Labrisomidae), at Anacapa Island, California(カリフォルニア州アラカパ島のアイランド・ケルプフィッシュAlloclinus holderiの敵対行動)
論文掲載ページへ

Observations of Agonistic Behavior between Two Male Gobies Acentrogobius virgatulus (Jordan & Snyder, 1901), in Maizuru Bay, Kyoto Prefecture, Japan(舞鶴湾におけるスジハゼ雄間の敵対行動)
論文掲載ページへ

個人ホームページ:
maverickdiving.blogspot.com

史 翔寿[し しょうじゅ]

Shoju_Shi_profile所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 博士課程
連 絡 先: shi.shoju.27n*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 海洋生態学
趣  味: 生き物飼育(虫、魚、爬虫類など)、虫取り、お絵描き、ぼーっとすること
研究課題: 海洋生態系におけるイセエビの役割

近年浅海の海藻が減少する「磯焼け」が日本近海で発生しており、景観の劣化に加え海藻に依存する生態系の破綻が懸念されています。磯焼けの要因の一つとして魚類や無脊椎動物による海藻類の摂食があり、彼らの天敵になりうる動物の有無が結果に影響する可能性があります。そこで、藻食性動物の潜在的捕食者のイセエビの捕食行動に着目し、彼らの行動を助長もしくは妨げる要因を探っていきます。

経歴・業績など:
2022年3月 国際基督教大学教養学部 卒業
2022年4月 京都大学大学院農学研究科 入学

千田 哲朗[せんだ てつろう]

プロフィール写真_千田所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 博士課程
連 絡 先: tetsuro.senda.52u*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類分類学、魚類系統分類学
趣  味: サイクリング、プログラミング、魚類標本作成
研究課題: 形態学および遺伝学的手法に基づく魚類の集団構造の研究

 

経歴・業績など:
2014年3月 富山県立砺波高等学校 卒業
2018年3月 北海道大学水産学部 卒業
2020年3月 北海道大学大学院水産科学院博士前期課程 修了
2021年3月 北海道大学大学院水産科学院博士後期課程 中途退学
2021年4月-2023年3月 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 広域性資源部 研究等支援職員
2023年4月 京都大学フィールド科学教育研究センター 舞鶴水産実験所 入学

杉山 友樹[すぎやま ともき]

杉山顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: sugiyama.tomoki.77d*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類系統分類学
趣  味: 釣り,読書,海外旅行(お休み中),温泉
研究課題: タウエガジ科魚類ダイナンギンポの系統分類学的,集団遺伝学的研究

 

経歴・業績など:
2014年3月 私立八王子学園八王子高校 卒業
2017年4月 北海道大学水産学部 入学
2022年3月 北海道大学水産学部海洋生物科学科 卒業
2022年4月 京都大学大学院農学研究科 入学

田原 宏一[たはら こういち]

田原顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: tahara.koichi.68n*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類系統分類学
趣  味: スキューバダイビング、素潜り、音楽鑑賞、釣り(初心者)
研究課題: カレイ目ウシノシタ科アカシタビラメ種群の系統地理学的研究

アカシタビラメ (Cynoglossus joyneri) とデンベエシタビラメ (C. lighti) は互いに近縁で形態的にもよく似ています。しかし、遺伝分析によっていずれとも異なる「第3の系統」の存在が明らかになり、それぞれの間で交雑も起こっていることが明らかになりました。現在の各系統の分布がどのように形成されたのかを解明するため、今年度は分布域を網羅した標本を集めることを目標とします。

経歴・業績など:
2023年3月 京都大学農学部 卒業
2023年4月 京都大学農学研究科応用生物科学専攻 入学

黒澤 巧[くろさわ たくみ]

黒澤顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: kurosawa.takumi.48x*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類行動学
趣  味: 釣り、スポーツ観戦
研究課題: イカ類の対捕食者行動

イカ類を含む頭足類は、ヒトと同じレンズ眼や大きな脳など発達した感覚器と神経系を持ち、高い学習能を示すことが知られています。また、体の色や形を様々に変化させることも頭足類の特徴です。そこで本研究では、イカ類(アオリイカ、コウイカ)が異なるタイプの捕食者刺激に対してどのような反応を示すのかを調べ、彼らの対捕食者戦略の一端を明らかにすることを目的とします。趣味の釣りを活かせそうな研究テーマです。

経歴・業績など:
2023年3月 京都大学農学部 卒業
2023年4月 京都大学農学研究科 入学

平田 愛実[ひらた まなみ]

平田愛実顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: hirata.manami.86f*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類行動学
趣  味: 散歩、博物館巡り、スキューバダイビング、釣り(勉強中)
研究課題: 環境核酸を用いた魚類のストレス状態の評価

環境核酸(環境DNAおよび環境RNA)を用いた研究技術は、近年急速な発展を遂げています。環境核酸を採取するだけで魚類の状態を把握することができれば、将来的には魚体や環境に影響を与えることなく、簡易に生息環境を評価することが可能になると期待されています。本研究では、飼育下の海水魚にストレスを与えた際、環境水中のDNA・RNAがどのように変化するかを解析し、環境核酸を魚類のストレスマーカーとして利用する方法を模索します。

経歴・業績など:
2023年3月 鹿児島大学水産学部 卒業
2023年4月 京都大学大学院農学研究科 入学

LU Hongtao[ルー ホンタオ]

LUHONGTAO顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: lu.hongtao.74h*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 魚類行動学
趣  味: 行動観察,観光,アニメ鑑賞
研究課題: スズキの行動リズム

経歴・業績など:
2023.6 Xiamen University College of Ocean and Earth Science 卒業
2023.10 京都大学 フィールド研 研究生入学
2024.4 京都大学大学院農学研究科 入学

竹野 圭祐[たけの けいすけ]

竹野圭祐の顔写真所  属: 農学研究科 応用生物科学専攻 里海生態保全学分野 修士課程
連 絡 先: takeno.keisuke.55e*st.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)
専  門: 造巣性甲殻類の生態学
趣  味: 釣り、映画鑑賞
研究課題: 造巣性甲殻類による巣穴を介した換水量測定方法の開発及び野外適用

干潟内に生息する底生生物によって形成される巣穴は、水質浄化や物質循環の促進など干潟が果たす役割に大きく寄与していることが知られています。特に、造巣性甲殻類による巣穴を介した換水は、大きな影響があると考えられています。しかし、換水を定量的に評価する方法がありません。そのため、巣穴を介した換水量の測定方法を開発することを目標とします。

経歴・業績など:
2024年3月 福井県立大学海洋生物資源学部 卒業
2024年4月 京都大学大学院農学研究科 入学