5.公開実習の記録
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2023年「魚類生態学実習」
趣旨:
魚類の観察、採集、分類、行動実験などを行い、魚類生態学研究の基礎を体験する。
期間:
9月19日(火)~9月24日(日)
教員:
5名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、高橋宏司、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美)
学生:
10名(近畿大学、鹿児島大学:各2名;東京農工大学、摂南大学、倉敷芸術科学大学、名古屋工業大学、長崎大学、岡山理科大学:各1名)
内容:
1日目 JR西舞鶴駅に集合。安全講習。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 シュノーケリングによる岩礁域・砂浜域の魚類観察。砂浜域の仔稚魚採集。実験所泊。
3日目 緑洋丸による底生動物採集。魚類の分類。魚類胃内容物の分析。実験所泊。
4日目 魚類の環境選好実験。魚類の学習実験。実験所泊。
5日目 魚類の学習実験。成果発表会の準備。実験所泊。
6日目 成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):小型曳き網による仔稚魚採集
写真2(上段左中):シュノーケリングによる岩礁域の魚類観察
写真3(上段右中):シュノーケリング後の集合写真
写真4(上段右端):緑洋丸による底生動物採集
写真5(下段左端):甲板における海底堆積物試料の処理
写真6(下段左中):実験室における底生動物試料の選別作業
写真7(下段右中):実体顕微鏡による魚類胃内容物の観察
写真8(下段右端):金魚を用いた学習実験
2023年「無脊椎動物学実習」
趣旨:
海産無脊椎動物を題材に海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月30日(水)~9月4日(月)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美、高橋宏司;農学研究科:木下政人)
学生:
13名(京都大学:11名;広島大学、北海道大学:各1名)
内容:
1日目 京大理学部前に集合。実習バスにより舞鶴水産実験所に移動。緑洋丸による環境観測と底生動物採集。実験所泊。
2日目 底生動物の簡易選別、DNA抽出・増幅。シュノーケリング講習。実験所泊。
3日目 シュノーケリングによる岩礁域・砂浜域の生物観察。実験所泊。
4日目 底生動物の形態学的分類。図鑑にもとづき同定。レポート作成。実験所泊
5日目 底生動物の分子遺伝学的分類。DNAデータを解析。レポート作成。実験所泊。
6日目 魚市場の見学。海洋環境データの解説。実習バスにより京大理学部前に移動し、解散。
記録写真:
写真1(上段左端):桁網による底生動物採集
写真2(上段左中):緑洋丸甲板における漁獲物の選別作業
写真3(上段右中):底生動物から抽出・増幅したDNAの電気泳動
写真4(上段右端):分子遺伝学的分類についての講義
写真5(下段左端):シュノーケリング技術の説明
写真6(下段左中):シュノーケリングによる生物観察
写真7(下段右中):岩の下に隠れるミノカサゴ
写真8(下段右端):底生動物の形態学的分類
2023年「魚類学実習」
趣旨:
海産魚類を題材に海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月25日(金)~8月30日(水)
教員:
8名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美、高橋宏司;農学研究科:市川光太郎、田川正朋、中山耕至)
学生:
20名(京都大学:16名;東海大学、倉敷芸術科学大学、長崎大学、高知大学:各1名)
内容:
1日目 京大理学部前に集合。実習バスにより舞鶴水産実験所へ移動。安全講習。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 由良川河口域において仔稚魚・動物プランクトンを採集。サンプル処理。実験所泊。
3日目 午前は魚類分類学実習。午後は魚類解剖学実習。レポート作成。実験所泊。
4日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析。レポート作成。実験所泊。
5日目 緑洋丸により水中音響観測。データ解析。レポート作成。実験所泊。
6日目 レポート作成。実習バスにより京大理学部前に移動し、解散。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリング機材の説明
写真2(上段左中):実験所地先におけるシュノーケリング
写真3(上段右中):由良川河口域における仔稚魚採集
写真4(上段右端):仔稚魚の同定・計数作業
写真5(下段左端):実体顕微鏡による動物プランクトンの観察
写真6(下段左中):緑洋丸乗船前の安全講習
写真7(下段右中):水中音響観測機器の垂下
写真8(下段右端):水中音響データの解析
2023年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月7日(月)~8月11日(金)
教員:
7名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美;森林生物系部門:松岡俊将、中西麻美;土木研究所自然研究共生センター:中川光)
学生:
11名(京都大学:5名;龍谷大学:2名;新潟大学、京都工芸繊維大学、大阪教育大学、北海道大学:各1名)
内容:
1日目 JR園部駅に集合。公用車で芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流・上流域の調査。舞鶴水産実験所泊。
2日目 公用車で移動しながら由良川中流域・下流域・河口域の調査。舞鶴水産実験所泊。
3日目 舞鶴水産実験所において水質、水生昆虫、魚類などを分析。舞鶴水産実験所泊。
4日目 栄養塩とプランクトンについての講義、班ごとにデータ解析。舞鶴水産実験所泊。
5日目 成果発表会。JR東舞鶴駅・西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):由良川上流域における水質測定の説明
写真2(上段左中):由良川上流域における魚類・水生昆虫の採集
写真3(上段右中):由良川支流和久川における魚類・水生昆虫の採集
写真4(上段右端):由良川河口におけるプランクトンの採集
写真5(下段左端):魚類の同定作業
写真6(下段左中):試水の濾過作業
写真7(下段右中):班ごとに成果報告会の準備
写真8(下段右端):最終日の成果報告会
2023年「仔稚魚学実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受ける。これらによって、本海域では多様な漁場が形成され、沿岸の水産業も発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、仔稚魚を対象として、形態観察(外部形態・内部形態)、日齢査定(耳石観察)、食性調査(消化管内容物観察)などを行い、仔稚魚学の基礎知識を習得する。
期間:
3月6日(月)~3月10日(金)
*新型コロナウイルス感染予防のため、舞鶴水産実験所滞在は2泊3日。滞在講義と発表会はオンライン。
教員:
5名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、高橋宏司、邉見由美)
学生:
7名(京都大学:5名、近畿大学・京都府立大学:各1名)
内容:
1日目 JR西舞鶴駅に集合。安全講習。スズキ稚魚の耳石と消化管内容物の観察。実験所泊。
2日目 海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。飼育棟・標本庫の見学。水質データの解析。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。JR西舞鶴駅にて解散。
4日目 データ解析(自宅)。海洋の環境と生物の講義(オンライン)。
5日目 データ解析(自宅)。成果発表会(オンライン)。
記録写真:
写真1(左端):スズキ稚魚耳石の日周輪計数。
写真2(左中):教育研究船「緑洋丸」による底生動物採集。
写真3(右中):甲板における採集物の選別作業。
写真4(右端):実験室における底生動物の同定・計数作業。
2022年「博物館実習(館園実務)」
趣旨:
舞鶴水産実験所にある水産生物標本館には40万点以上(日本で2番目の規模)の魚類標本が登録・所蔵されており、博物館相当施設の指定を受けている。現場で実際の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につけることを目的とする。
期間:
11月22日(火)~11月26日(土)
教員:
3名(舞鶴水産実験所:甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美)
学生:
2名(京都大学:2名)
内容:
1日目 魚類分類学と標本作成法に関する講義(オンライン)。
2日目 JR西舞鶴駅に集合。魚市場にて標本採集。魚類標本の作成。実験所泊。
3日目 教育研究船「緑洋丸」により環境観測と底生動物採集。環境データの解説。無脊椎動物標本の作成。実験所泊。
4日目 標本の梱包と貸借。標本の整理と配架。展示解説の作成。JR西舞鶴駅にて解散。
5日目 無脊椎動物のスケッチ。各自レポート作成。
記録写真:
写真1(左端):教育研究船「緑洋丸」による底生動物採集
写真2(左中):船上における採集物の選別作業
写真3(右中):実験室における採集物の同定作業
写真4(右端):標本庫における魚類標本の配架作業
2022年「魚類生態学実習」
9月20日(火)~25日(日)に実施される予定でしたが、台風接近にともなうJR舞鶴線の運休と気象警報の発令により中止になりました。
2022年「無脊椎動物学実習」
趣旨:
海産無脊椎動物を題材に海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月31日(水)~9月5日(月)
*新型コロナウイルス感染予防のため、京都大学農学部に通学し、舞鶴水産実験所に日帰り訪問。
教員:
5名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美;農学研究科:木下政人)
学生:
10名(京都大学:9名;水産大学校:1名)
内容:
1日目 JR西舞鶴駅に集合。教育研究船「緑洋丸」による環境観測と底生動物採集。JR西舞鶴駅にて解散。
2日目 分子遺伝学的手法による種同定のため、底生動物のDNA抽出・増幅(対面)。京都大学農学部に通学。
3日目 底生動物の形態学的種同定(対面)。京都大学農学部に通学。
4日目 午前はシュノーケリングの解説(オンライン)、午後は環境と底生動物群集についての講義(オンライン)。
5日目 底生動物のDNAデータの解析(対面)。京都大学農学部に通学。
6日目 各自レポート作成。
記録写真:
写真1(左端):桁網による底生動物採集
写真2(左中):教育研究船「緑洋丸」甲板における漁獲物の選別作業
写真3(右中):舞鶴湾を一望できる五老ヶ岳にて集合写真
写真4(右端):底生動物の形態学的種同定の作業
2022年「魚類学実習」
趣旨:
海産魚類を題材に海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月26日(金)~8月31日(水)
*新型コロナウイルス感染予防のため、京都大学農学部に通学し、舞鶴水産実験所に日帰り訪問。
教員:
7名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美;農学研究科:市川光太郎、田川正朋、中山耕至)
学生:
11名(京都大学:8名;水産大学校:2名;北海道大学:1名)
内容:
1日目 JR西舞鶴駅に集合。公用車により由良川河口域へ移動。仔稚魚と動物プランクトンの採集。JR西舞鶴駅にて解散
2日目 午前はシュノーケリングの解説(オンライン)、午後は仔稚魚の同定・計数(対面)。京都大学農学部に通学。
3日目 午前は魚類分類学(対面)、午後は魚類解剖学(対面)。京都大学農学部に通学。
4日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析(対面)。京都大学農学部に通学。
5日目 バイオロギングについての講義とデータ解析。京都大学農学部に通学。
6日目 各自レポート作成。
記録写真:
写真1(左端):神崎海水浴場における調査方法の説明
写真2(左中):由良川河口における地引網調査
写真3(右中):桁網により採集された仔稚魚の選別作業
写真4(右端):農学部実験室における動物プランクトンの観察
2022年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月8日(月)~8月12日(金)
*新型コロナウイルス感染予防のため、舞鶴水産実験所滞在は2泊3日。講義と発表会はオンライン。
教員:
8名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美;森林生物系部門:石原正恵、松岡俊将、中西麻美;土木研究所自然研究共生センター:中川光)
学生:
6名(京都大学:5名;東京海洋大学:1名)
内容:
1日目 JR園部駅に集合。公用車で芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流・上流域の調査。舞鶴水産実験所泊。
2日目 公用車で移動しながら由良川中流域・下流域・河口域の調査。舞鶴水産実験所泊。
3日目 舞鶴水産実験所において水質、水生昆虫、魚類などを分析。
4日目 午前はオンライン講義、午後は各自データ解析。
5日目 オンラインにより成果発表会。
記録写真:
写真1(上段左端):芦生研究林における森林観察
写真2(上段左中):由良川上流域における水質測定の説明
写真3(上段右中):由良川上流域における水生昆虫の採集
写真4(上段右端):由良川支流犀川における刺網漁獲物の取り外し
写真5(下段左端):由良川河口におけるプランクトン採集
写真6(下段左中):神崎海水浴場における水質測定
写真7(下段右中):採集した魚類の同定作業
写真8(下段右端):舞鶴水産実験所の芝生にて集合写真
2022年「仔稚魚学実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受ける。これらによって、本海域では多様な漁場が形成され、沿岸の水産業も発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、仔稚魚を対象として、形態観察(外部形態・内部形態)、日齢査定(耳石観察)、食性調査(消化管内容物観察)などを行い、仔稚魚学の基礎知識を習得する。
期間:
3月7日(月)~3月11日(金)
*新型コロナウイルス感染予防のため、舞鶴水産実験所滞在は2泊3日。滞在講義と発表会はオンライン。
教員:
5名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、高橋宏司、邉見由美)
学生:
6名(京都大学:5名、三重大学:1名)
内容:
1日目 JR西舞鶴駅に集合。安全講習。スズキ稚魚の耳石と消化管内容物の観察。実験所泊。
2日目 海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。飼育棟・標本庫の見学。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。JR西舞鶴駅にて解散。
4日目 データ解析(自宅)。海洋の環境と生物の講義(オンライン)。
5日目 データ解析(自宅)。成果発表会(オンライン)。
記録写真:
写真1(左端):スズキ稚魚の耳石摘出作業。
写真2(左中):桁網による底生動物採集。
写真3(右中):「緑洋丸」甲板における選別作業。
写真4(右端):底生動物の同定・計数作業。
2021年「博物館実習(館園実務)」
趣旨:
舞鶴水産実験所にある水産生物標本館には30万点以上(日本で2番目の規模)の魚類標本が登録・所蔵されており、博物館相当施設の指定を受けている。現場で実際の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につけることを目的とする。
期間:
11月23日(火)~11月27日(土)
教員:
3名(舞鶴水産実験所:甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美)
学生:
4名(京都大学:3名;近畿大学:1名)
内容:
1日目 魚類分類学と標本作成法に関する講義(オンライン)。
2日目 JR西舞鶴駅に集合。魚市場にて標本採集。魚類標本の作成。実験所泊。
3日目 教育研究船「緑洋丸」により環境観測と底生動物採集。環境データの解説。無脊椎動物標本の作成。実験所泊。
4日目 標本の梱包と貸借。標本の整理と配架。展示解説の作成。JR西舞鶴駅にて解散。
5日目 無脊椎動物のスケッチ。各自レポート作成。
記録写真:
写真1(左端):魚類の形態観察と標本作成
写真2(左中):教育研究船「緑洋丸」の安全講習
写真3(右中):船上における採集物の選別作業
写真4(右端):標本庫における配架作業
2021年「無脊椎動物学実習」
趣旨:
海産無脊椎動物を題材に、海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
9月1日(水)~9月6日(月)
*新型コロナウイルス感染予防のため、京都大学農学部に通学し、舞鶴水産実験所に日帰り訪問。
教員:
6名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、邉見由美;農学研究科:木下政人)
学生:
5名(京都大学:4名;千葉大学:1名)
内容:
1日目 午前はシュノーケリングの解説(オンライン)、午後は環境データの解説(オンライン)。
2日目 JR西舞鶴駅に集合。教育研究船「緑洋丸」による環境観測と底生動物採集。JR西舞鶴駅にて解散。
3日目 分子遺伝学的手法による種同定のため、底生動物のDNA抽出・増幅(対面)。京都大学農学部に通学。
4日目 底生動物の形態学的種同定(対面)。京都大学農学部に通学。
5日目 DNA配列データにもとづき種同定(対面)。京都大学農学部に通学。
6日目 各自レポート作成。
記録写真:
写真1(左端):教育研究船「緑洋丸」の安全講習
写真2(左中):荒天のもと調査地点へ移動
写真3(右中):分子遺伝学的手法による種同定の実験
写真4(右端):底生動物の形態学的種同定の作業
2021年「魚類学実習」
趣旨:
海産魚類を題材に、海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月27日(金)~9月1日(水)
*新型コロナウイルス感染予防のため、京都大学農学部に通学し、舞鶴水産実験所に日帰り訪問。
教員:
7名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美;農学研究科:市川光太郎、田川正朋、中山耕至)
学生:
4名(京都大学)
内容:
1日目 JR西舞鶴駅に集合。公用車により由良川河口域へ移動。仔稚魚と動物プランクトンの採集。JR西舞鶴駅にて解散
2日目 午前はシュノーケリングの解説(オンライン)、午後は仔稚魚の同定・計数(対面)。京都大学農学部に通学。
3日目 午前は魚類分類学(対面)、午後は魚類解剖学(対面)。京都大学農学部に通学。
4日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析(対面)。京都大学農学部に通学。
5日目 バイオロギングについての講義とデータ解析(オンライン)。
6日目 各自レポート作成。
記録写真:
写真1(左端):神崎海水浴場における動物プランクトン採集
写真2(左中):由良川河口における仔稚魚採集
写真3(右中):桁網により採集された仔稚魚の選別作業
写真4(右端):農学部実験室における動物プランクトンの観察
2021年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月5日(木)~8月9日(月)
*新型コロナウイルス感染予防のため、京都大学農学部に通学し、舞鶴水産実験所に1泊2日滞在。
教員:
8名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、邉見由美;森林生物系部門:石原正恵、坂野上なお、中西麻美;東南アジア地域研究研究所:中川光)
学生:
6名(京都大学:5名;岡山理科大学:1名)
内容:
1日目 JR園部駅に集合。公用車で芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流・上流域の調査。舞鶴水産実験所泊。
2日目 公用車で移動しながら由良川河口域・下流域・中流域の調査。JR綾部駅にて解散。
3日目 京都大学農学部において試料分析。学生は通学。
4日目 午前中は講義、午後は各自データ解析(対面とオンラインのハイブリッド形式)。
5日目 成果報告会(対面とオンラインのハイブリッド形式)。
記録写真:
写真1(上段左端):芦生研究林における森林観察
写真2(上段左中):由良川上流域における魚類採集
写真3(上段右中):大野ダムにおける水質測定
写真4(上段右端):舞鶴水産実験所における濾過作業
写真5(下段左端):神崎海水浴場における水質測定・プランクトン採集
写真6(下段左中):由良川河口における水質測定
写真7(下段右中):魚類の胃内容物の分析
写真8(下段右端):ハイブリッド形式による成果報告会
2021年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受け る。それ故、本海域では古くから多様な漁場が形成され、舞鶴市を中心として水産業が発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海の 水深5~200mの海域において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集 し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、水産重要生物である魚類を対象に、外部形態観察、消化管内容物分析、耳石日齢査定などの実習を行い、水産学および水産生物学の基礎知識を習得する。
期間:
3月8日(月)~3月12日(金)
*新型コロナウイルス感染予防のため、京都大学農学部に通学し、舞鶴水産実験所に日帰り訪問
教員:
4名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹)
学生:
6名(京都大学:6名)
内容:
1日目 京都大学農学部実験室に集合。魚類耳石の講義。スズキ稚魚の耳石の分析、消化管内容物の観察。
2日目 西舞鶴駅に集合。安全講習。海洋観測と底生動物採集(舞鶴水産実験所、緑洋丸)。
3日目 京都大学農学部実験室に集合。底生動物の同定と計数。
4日目 データ解析(自宅)。海洋の環境と生物の講義(オンライン)。
5日目 データ解析(自宅)。成果発表会(オンライン)。
記録写真:
写真1(左端):耳石分析の実演。
写真2(左中):分析結果の集計。
写真3(右中):「緑洋丸」甲板における選別作業。
写真4(右端):底生動物の同定・計数作業。
2020年「博物館実習(館園実務)」
趣旨:
舞鶴水産実験所にある水産生物標本館には30万点以上(日本で2番目の規模)の魚類標本が登録・所蔵されており、博物館相当施設の指定を受けている。現場で実際の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につけることを目的とする。
期間:
11月16日(月)~11月20日(金)
*新型コロナウイルス感染予防のため、京都大学総合博物館に通学し、舞鶴水産実験所に日帰り訪問。
教員:
2名(舞鶴水産実験所:甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
4名(京都大学)
内容:
1日目 京都大学総合博物館に集合。安全講習。標本庫の見学。魚類分類学の講義。
2日目 西舞鶴駅に集合。魚市場において標本採集。安全講習。海洋観測と底生動物採集(舞鶴水産実験所,緑洋丸)。
3日目 同博物館に集合。採集物の選別・同定。無脊椎動物標本の作成。
4日目 同博物館に集合。魚類標本の作成。展示解説の作成。
5日目 同博物館に集合。標本の梱包と貸借。標本の整理と配架。
記録写真:
写真1(左端):「緑洋丸」甲板における選別作業
写真2(左中):同上
写真3(右中):実験室における同定作業
写真4(右端):環境観測データの解説
2020年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
2020年9月23日(水)~28日(月)に実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない中止になりました。
2020年「海洋生物科学実習II」
2020年8月29日(土)~9月3日(木)に実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない中止になりました。
2020年「海洋生物科学実習I」
2020年8月24日(月)~29日(土)に実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない中止になりました。
2020年「森里海連環学実習」
2020年8月6日(木)~10日(月)に実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない中止になりました。
2020年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
2020年3月9日(月)~13日(金)に実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない中止になりました。
2019年「博物館実習(館園実務)」
趣旨:
舞鶴水産実験所にある水産生物標本館には30万点以上(日本で2番目の規模)の魚類標本が登録・所蔵されており、博物館相当施設の指定を受けている。現場で実際の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につけることを目的とする。
期間:
12月22日(日)~12月26日(木)
教員:
2名(舞鶴水産実験所:甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
2名(京都大学)
内容:
1日目 東舞鶴駅に集合。魚類学と標本作製に関する講義。標本庫の見学。実験所泊。
2日目 標本貸借の実務。海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 底生動物の分類と標本作製。丹後魚っ知館(水族館)の見学。実験所泊。
4日目 魚市場における試料収集と標本作製。展示解説の作成。実験所泊。
5日目 標本陳列の実務。まとめ。東舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(左端):魚類学の講義
写真2(左中):底生動物の採集(緑洋丸)
写真3(右中):底生動物の分類
写真4(右端):水族館バックヤードの見学
2019年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
趣旨:
若狭湾において沿岸から外洋に至る海洋構造と底生動物を調査し、水域ごとに環境特性と生物群集の対応関係を学ぶ。また、魚類の観察、採集、同定、標本作製を行い、魚類研究の基礎を体験する。
期間:
9月13日(金)~9月18日(水)
教員:
4名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹)
学生:
10名(倉敷芸術科学大学:3名;大分大学、和歌山大学、東京農業大学、北九州市立大学、お茶の水女子大学、東京工業大学、北海道大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。丹後魚っ知館(水族館)と京都府海洋センター(水産試験場)を見学。実験所泊。
2日目 由良川河口沖において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。底生動物群集に関する講義。海洋観測結果の解説。実験所泊。
4日目 刺網による魚類採集。魚類の標本作製.実験所泊。
5日目 シュノーケリングによる魚類観察。魚類調理実習。懇親会。実験所泊。
6日目 実習成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):桁網による底生生物採集(緑洋丸)
写真2(上段左中):甲板における選別作業(緑洋丸)
写真3(上段右中):魚類の形態観察・標本作製(実習室)
写真4(上段右端):魚類標本の見学(標本庫)
写真5(下段左端):シュノーケリングの準備(城山公園)
写真6(下段左中):採集物の観察(城山公園)
写真7(下段右中):魚類調理実習を終えて、懇親会(宿泊棟)
写真8(下段右端):実習成果発表会(実習室)
2019年「海洋生物科学実習II」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月27日(火)~9月1日(日)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹;農学研究科:豊原治彦、木下政人)
学生:
14名(京都大学:15名;北里大学:1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 海洋環境の観測と底生動物の採集(緑洋丸)。観測データの解析。実験所泊。
3日目 底生動物の分類と計数。データ解析。実験所泊。
4日目 魚市場の見学。シュノーケリングによる底生生物採集。実験所泊。
5日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。実験所泊。
6日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(左端):桁網による底生動物の採集(緑洋丸)
写真2(左中):底生動物の同定・計数(実習室)
写真3(右中):準備を整えたら海へダイブ(緑洋丸)
写真4(右端):シュノーケリングによる底生動物の採集(舞鶴湾外)
2019年「海洋生物科学実習I」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月22日(木)~8月27日(火)
教員:
8名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹;農学研究科:荒井修亮、市川光太郎、田川正朋、中山耕至)
学生:
16名(京都大学:13名;北里大学、東京海洋大学、神戸大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 由良川河口付近において仔稚魚と動物プランクトンを採集。実験所泊。
3日目 魚類の外部・内部形態の観察。実験所泊。
4日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析。実験所泊。
5日目 舞鶴湾内外において音響観測(緑洋丸)。実験所泊。
6日目 観測データの解析。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(左端):ウエットスーツを着ていざ海へ(実験所前)
写真2(左中):仔稚魚採集調査の説明(神崎海水浴場)
写真3(右中):動物プランクトンの観察(実習室)
写真4(右端):教育研究船「緑洋丸」による音響観測(舞鶴湾外)
2019年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月6日(火)~8月10日(土)
教員:
8名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹;森林生物系部門:徳地直子、中川光、中西麻美)
学生:
10名(京都大学:7名;東京農工大学、筑波大学、京都先端科学大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学に集合。バスで芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流・上流域の調査。研究林泊。
2日目 バスで移動しながら由良川中流・下流・河口域の調査。舞鶴水産実験所到着。懇親会。実験所泊。
3日目 実験所において試料分析。実験所泊。
4日目 午前は試料分析。午後はデータ解析および報告会準備。実験所泊。
5日目 報告会。バスで京都大学へ移動、解散。
記録写真:
写真1(上段左端):由良川本流:和知付近の調査風景
写真2(上段左中):由良川本流・和知付近におけるプランクトン採集
写真3(上段右中):由良川支流・和久川における水生昆虫採集
写真4(上段右端):由良川河口における刺網による魚類採集
写真5(下段左端):神崎海水浴場における水質測定
写真6(下段左中):水生昆虫に関する講義
写真7(下段右中):魚類の胃内容物の分析
写真8(下段右端):成果報告会
2019年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受け る。それ故、本海域では古くから多様な漁場が形成され、舞鶴市を中心として水産業が発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海の 水深5~200mの海域において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集 し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、水産重要生物である魚類を対象に、外部形態観察、消化管内容物分析、耳石日齢査定などの実習を行い、水産学および水産生物学の基礎知識を習得する。
期間:
3月11日(月)~3月15日(金)
教員:
5名(舞鶴水産実験所:山下 洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹)
学生:
16名(京都大学:8名;長崎大学:4名;北海道大学:3名;人間環境大学:1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。かまぼこの手作り体験。懇親会(調理実習)。実験所泊。
2日目 舞鶴湾内外において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。標本庫の見学(希望者)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。海洋の環境と生物に関する講義。データ解析。実験所泊。
4日目 魚類の耳石と消化管内容物の分析。データ解析。実験所泊。
5日目 データ解析。成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):実験所の説明と安全講習。
写真2(上段左中):地魚を用いた調理実習。
写真3(上段右中):調査用底曳網の曳航。
写真4(上段右端):「緑洋丸」甲板における選別作業。
写真5(下段左端):底曳網の漁獲物。
写真6(下段左中):標本庫の見学。
写真7(下段右中):生物顕微鏡による耳石の観察。
写真8(下段右端):スズキ仔魚の解剖実演。
2018年「博物館実習(館園実務)」
趣旨:
舞鶴水産実験所にある水産生物標本館には30万点以上(日本で2番目の規模)の魚類標本が登録・所蔵されており、博物館相当施設の指定を受けている。現場で実際の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につけることを目的とする。
期間:
12月16日(日)~12月20日(木)
教員:
2名(舞鶴水産実験所:甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
3名(京都大学3名)
内容:
1日目 東舞鶴駅に集合。魚類学と標本作製に関する講義。実験所泊。
2日目 魚市場における試料収集。標本作製。実験所泊。
3日目 海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。試料の分類。データ入力。実験所泊。
4日目 標本貸借の実務。丹後魚っ知館(水族館)の見学。実験所泊。
5日目 標本陳列の実務。実習の総括。東舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):桁網による底生動物採集
写真2(上段左中):採集物の選別作業
写真3(上段右中):採集物の観察
写真4(上段右端):底生動物の分類
写真5(下段左端):水質データの解説
写真6(下段左中):丹後魚っ知館(水族館)の見学
写真7(下段右中):魚類標本の作製
写真8(下段右端):東舞鶴駅にて記念撮影
2018年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
趣旨:
若狭湾において沿岸から外洋に至る海洋構造と底生動物を調査し、水域ごとに環境特性と生物群集の対応関係を学ぶ。また、魚類の観察、採集、同定、標本作製を行い、魚類研究の基礎を体験する。
期間:
9月18日(火)~9月23日(日)
教員:
4名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹)
学生:
8名(近畿大学:3名;同志社大学:2名;大阪府立大学、埼玉大学、広島大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。丹後魚っ知館(水族館)と京都府海洋センター(水産試験場)を見学。実験所泊。
2日目 由良川河口沖において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。底生動物群集に関する講義。海洋観測結果の解説。実験所泊。
4日目 刺網による魚類採集。魚類の標本作製.実験所泊。
5日目 シュノーケリングによる魚類観察。魚類調理実習。懇親会。実験所泊。
6日目 実習成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):水族館バックヤードを見学(丹後魚っ知館)
写真2(上段左中):京都府の水産に関する講義(京都府海洋センター)
写真3(上段右中):桁網による底生生物採集(緑洋丸)
写真4(上段右端):刺網による魚類採集(実験所桟橋)
写真5(下段左端):魚類の形態観察・標本作製(実習室)
写真6(下段左中):シュノーケリングの準備(城山公園)
写真7(下段右中):魚類調理実習を終えて、懇親会(宿泊棟)
写真8(下段右端):実習成果発表会(実習室)
2018年「海洋生物科学実習II」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月28日(火)~9月2日(日)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹;農学研究科:豊原治彦、木下政人)
学生:
14名(京都大学:13名;北海道大学:1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 海洋環境の観測と底生動物の採集(緑洋丸)。観測データの解析。実験所泊。
3日目 底生動物の分類と計数。データ解析。実験所泊。
4日目 魚市場の見学。シュノーケリングによる底生生物採集。実験所泊。
5日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。実験所泊。
6日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリングの準備(実験所前)
写真2(上段左中):藻場に群れるチャガラ(実験所前)
写真3(上段右中):桁網による底生生物採集(緑洋丸)
写真4(上段右端):採集物の選別作業(緑洋丸)
写真5(下段左端):採集物の分類・同定作業(実習室)
写真6(下段左中):船から海へダイブ(緑洋丸)
写真7(下段右中):シュノーケリングによる底生生物採集(宮津島陰)
写真8(下段右端):生理活性物質の抽出(実習室)
2018年「海洋生物科学実習I」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月23日(木)~8月28日(火)
教員:
8名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹;農学研究科:荒井修亮、市川光太郎、田川正朋、中山耕至)
学生:
19名(京都大学:18名;北海道大学:1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 魚類の外部・内部形態の観察。実験所泊。
3日目 由良川河口付近において仔稚魚と動物プランクトンを採集。実験所泊。
4日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析。実験所泊。
5日目 舞鶴湾内において音響観測(緑洋丸)。実験所泊。
6日目 観測データの解析。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリングの説明(宿泊棟)
写真2(上段左中):ウエットスーツでいざ海へ(実験所前)
写真3(上段右中):魚類(リュウグウノツカイ)の解剖(実習室)
写真4(上段右端):桁網による仔稚魚採集(由良川河口)
写真5(下段左端):地曳網による仔稚魚採集(神崎海水浴場)
写真6(下段左中):仔稚魚の同定作業(実習室)
写真7(下段右中):動物プランクトンの観察(実習室)
写真8(下段右端):データ解析の説明(講義室)
2018年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月5日(日)~8月9日(木)
教員:
9名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹;森林生物系部門:徳地直子、中川光、坂野上なお、中西麻美)
学生:
16名(京都大学:6名;北海道大学,近畿大学:各3名;京都学園大学、福井県立大学:各2名)
内容:
1日目 京都大学に集合。バスで芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流・上流域の調査。研究林泊。
2日目 バスで移動しながら由良川中流・下流・河口域の調査。舞鶴水産実験所到着。実験所泊。
3日目 実験所において試料分析。懇親会。実験所泊。
4日目 午前は試料分析。午後はデータ解析および報告会準備。実験所泊。
5日目 報告会。バスで京都大学へ移動、解散。
記録写真:
写真1(上段左端):流木に埋め尽くされた大野ダムの調査
写真2(上段左中):由良川支流・犀川におけるプランクトン採集
写真3(上段右中):由良川支流・犀川の景観
写真4(上段右端):由良川支流・犀川における水質測定
写真5(下段左端):由良川支流・和久川の景観
写真6(下段左中):魚類の同定作業
写真7(下段右中):成果報告会
写真8(下段右端):集合写真
2018年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受け る。それ故、本海域では古くから多様な漁場が形成され、舞鶴市を中心として水産業が発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海の 水深5~200mの海域において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集 し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、水産重要生物である魚類を対象に、外部形態観察、消化管内容物分析、耳石日齢査定などの実習を行い、水産学および水産生物学の基礎知識を習得する。
期間:
3月12日(月)~3月16日(金)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:山下 洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人)
学生:
17名(京都大学:11名;京都学園大学、近畿大学:各2名;福井大学、長崎大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。かまぼこの手作り体験。懇親会(調理実習)。実験所泊。
2日目 舞鶴湾内外において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。海洋の環境と生物に関する講義。データ解析。実験所泊。
4日目 魚類の耳石と消化管内容物の分析。データ解析。実験所泊。
5日目 データ解析。成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):かまぼこの手作り体験。
写真2(上段左中):「緑洋丸」乗船前の説明。
写真3(上段右中):調査用底曳網の曳航。
写真4(上段右端):帰航時、イルカの群に遭遇。
写真5(下段左端):採集物の分類・計数作業。
写真6(下段左中):実体顕微鏡による耳石の摘出。
写真7(下段右中):生物顕微鏡による耳石の観察。
写真8(下段右端):実習成果発表に対する講評。
2017年「博物館実習(館園実務)」
趣旨:
期間:
12月23日(土)~12月27日(水)
教員:
3名(舞鶴水産実験所:甲斐嘉晃、田城文人、鈴木啓太)
学生:
4名(京都大学:3名、筑波大学:1名)
内容:
1日目 東舞鶴駅に集合。魚類学と標本作製に関する講義。実験所泊。
2日目 魚市場における試料収集。標本作製。実験所泊。
3日目 丹後魚っ知館(水族館)の見学。実験所泊。
4日目 海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。試料の分類。標本貸借の実務。実験所泊。
5日目 標本陳列の実務。実習の総括。東舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(左端):標本の取り扱い方の説明
写真2(左中):桁網による底生動物の採集
写真3(右中):採集物の選別作業
写真4(右端):魚類標本の梱包作業
2017年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
趣旨:
若狭湾において沿岸から外洋に至る海洋構造と底生動物を調査し、水域ごとに環境特性と生物群集の対応関係を学ぶ。また、魚類の観察、採集、同定、標本作製を行い、魚類研究の基礎を体験する。
期間:
9月24日(日)~9月29日(金)
教員:
5名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人)
学生:
10名(お茶の水女子大学:3名;京都大学:2名;東京農工大学、東海大学、奈良女子大学、岡山大学、酪農学園大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。丹後魚っ知館(水族館)を見学。実験所泊。
2日目 由良川河口沖において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。海洋観測結果の解析。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。底生動物群集に関する講義。実験所泊。
4日目 シュノーケリングによる魚類観察。魚類調理実習。懇親会。実験所泊。
5日目 刺網による魚類採集。魚類の標本作製.実験所泊。
6日目 実習成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):丹後魚っ知館のバックヤードを見学。
写真2(上段左中):教育研究船「緑洋丸」による底生動物採集。
写真3(上段右中):「緑洋丸」後甲板にて底生動物を選別。
写真4(上段右端):実験室にて底生動物を分類・計数。
写真5(下段左端):ウェットスーツで集合写真。
写真6(下段左中):シュノーケリングでヒトデ捕獲。
写真7(下段右中):魚類調理実習を終えて、懇親会。
写真8(下段右端):魚類学実習のための刺網調査。
2017年「海洋生物科学実習II」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月29日(火)~9月3日(日)
教員:
7名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人;農学研究科:豊原治彦、木下政人)
学生:
18名(京都大学:17名;福井県立大学:1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 海洋環境の観測と底生動物の採集(緑洋丸)。観測データの解析。実験所泊。
3日目 底生動物の分類と計数。データ解析。実験所泊。
4日目 魚市場と水族館の見学(海上風警報発令のため予定変更)。実験所泊。
5日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。実験所泊。
6日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリング
写真2(上段左中):乗船前の説明
写真3(上段右中):桁網採集物の選別
写真4(上段右端):魚市場の見学
写真5(下段左端):水族館の大水槽
写真6(下段左中):水族館のバックヤード
写真7(下段右中):生理活性物質の抽出実験
写真8(下段右端):実験結果の総括
2017年「海洋生物科学実習I」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月24日(木)~8月29日(火)
教員:
9名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人;農学研究科:荒井修亮、市川光太郎、田川正朋、中山耕至)
学生:
20名(京都大学:17名;福井県立大学、東京海洋大学、倉敷芸術科学大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 由良川河口付近において仔稚魚と動物プランクトンを採集。実験所泊。
3日目 魚類の外部・内部形態の観察。実験所泊。
4日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析。実験所泊。
5日目 舞鶴湾内において音響観測(緑洋丸)。実験所泊。
6日目 観測データの解析。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリング
写真2(上段左中):調査方法の説明(由良川河口)
写真3(上段右中):採集物の確認(由良川河口)
写真4(上段右端):地曳網による魚類採集(由良川河口)
写真5(下段左端):動物プランクトンの観察
写真6(下段左中):動物プランクトンの解説
写真7(下段右中):教育研究船「緑洋丸」
写真8(下段右端):調査方法の説明(船上)
2017年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月6日(日)~8月10日(木)
教員:
10名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人;森林生物系部門:徳地直子、中川光、坂野上なお、中西麻美)
学生:
15名(京都大学:10名;京都学園大学、東京農工大学:各2名;宮崎大学:1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流域の調査。研究林泊。
2日目 バスで移動しながら由良川上流域の調査。台風接近にともない調査中止。舞鶴水産実験所到着。実験所泊。
3日目 実験所において試料分析。由良川河口の見学。懇親会。実験所泊。
4日目 午前は試料分析。午後はデータの解析および報告会の準備。実験所泊。
5日目 報告会。バスで京都大学へ移動、解散。
記録写真:
写真1(上段左端):芦生研究林の解説
写真2(上段左中):林内の土壌調査
写真3(上段右中):由良川上流域における魚類採集
写真4(上段右端):水試料の分析
写真5(下段左端):魚類の胃内容物分析
写真6(下段左中):懇親会(バーベキュー)
写真7(下段右中):成果報告会
写真8(下段右端):集合写真
2017年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受け る。それ故、本海域では古くから多様な漁場が形成され、舞鶴市を中心として水産業が発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海の 水深5~200mの海域において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集 し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、水産重要生物である魚類を対象に、外部形態観察、消化管内容物分析、耳石日齢査定などの実習を行い、水産学および水産生物学の基礎知識を習得する。
期間:
3月13日(月)~3月18日(土)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:山下 洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人)
学生:
15名(京都大学:10名;京都学園大学:2名;兵庫県立大学:1名;水産大学校:1名;早稲田大学:1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。水産加工会社「かねと食品」と「嶋岩」を見学。実験所泊。
2日目 舞鶴湾内外において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。海洋の環境と生物に関する講義。データ解析。実験所泊。
4日目 魚類の耳石と消化管内容物の分析。データ解析。実験所泊。
5日目 マナマコの行動観察。データ解析。懇親会(調理実習)。実験所泊。
6日目 データ解析。成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):「かねと食品」(水産加工場)を見学。
写真2(上段左中):「緑洋丸」による底生動物採集。
写真3(上段右中):漁獲物の選別作業。
写真4(上段右端):底生動物の分類と計数。
写真5(下段左端):魚類耳石に関する講義。
写真6(下段左中):稚魚消化管内容物の観察。
写真7(下段右中):マナマコの行動観察。
写真8(下段右端):自分たちで作った魚料理で懇親会。
2016年「博物館実習(館園実務)」
趣旨:
舞鶴水産実験所にある水産生物標本館には30万点以上(日本で2番目の規模)の魚類標本が登録・所蔵されており、博物館相当施設の指定を受けている。現場で実際の活動を経験することで、博物館の理念や設置目的、業務についての理解を深めるとともに、標本等の博物館資料の取り扱いや社会教育活動の一端を担うことにより、学芸員としての責任感や社会意識を身につけることを目的とする。
期間:
12月23日(金)~12月27日(火)
教員:
3名(舞鶴水産実験所:甲斐嘉晃、田城文人、鈴木啓太)
学生:
2名(京都大学、放送大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。魚類学と標本作製に関する講義。実験所泊。
2日目 標本貸借の実務。標本作製。実験所泊。
3日目 魚市場における試料収集。標本作製。実験所泊。
4日目 海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。標本陳列の実務.実験所泊。
5日目 丹後魚っ知館(水族館)を見学。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(左端):魚類学の講義
写真2(左中):魚類の標本作製
写真3(右中):底生動物の採集
写真4(右端):底生動物の分類
2016年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
趣旨:
若狭湾において沿岸から外洋に至る海洋構造と底生動物を調査し、水域ごとに環境特性と生物群集の対応関係を学ぶ。また、魚類の観察、採集、同定、標本作製を行い、魚類研究の基礎を体験する。
期間:
9月14日(水)~9月19日(月)
教員:
5名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人)
学生:
11名(帝京科学大学:3名;京都大学、東京農工大学:各2名;神戸大学、京都学園大学、香川大学、山梨大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。丹後魚っ知館(水族館)と京都府海洋センターを見学。実験所泊。
2日目 由良川河口沖において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。海洋観測結果の解析。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。底生動物群集に関する講義。実験所泊。
4日目 刺網による魚類採集。魚類の標本作製.実験所泊。
5日目 シュノーケリングによる魚類観察。魚類調理実習。懇親会。実験所泊。
6日目 実習成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):丹後魚っ知館の大水槽を観察。
写真2(上段左中):京都府海洋センターの調査船「平安丸」を見学。
写真3(上段右中):教育研究船「緑洋丸」の乗船前の説明。
写真4(上段右端):「緑洋丸」後甲板にて桁網採集物を選別。
写真5(下段左端):魚類学に関する講義。
写真6(下段左中):城山公園海水浴場でシュノーケリング。
写真7(下段右中):ウエットスーツで集合写真。
写真8(下段右端):魚類調理実習を終えて、懇親会。
2016年「海洋生物科学実習II」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月29日(月)~9月3日(土)
教員:
7名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人;農学研究科:豊原治彦、木下政人)
学生:
18名(京都大学:17名;長崎大学:1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。実験所泊。
2日目 海洋環境の観測と底生動物の採集(緑洋丸)。観測データの解析。実験所泊。
3日目 底生動物の分類と計数。シュノーケリング講習。実験所泊。
4日目 魚市場見学(緑洋丸)。シュノーケリングによる底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
5日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。実験所泊。
6日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(上段左端):乗船前の説明
写真2(上段左中):桁網による底生動物採集
写真3(上段右中):桁網採集物の選別
写真4(上段右端):底生動物の分類・計数
写真5(下段左端):シュノーケリング講習
写真6(下段左中):乗船前の説明
写真7(下段右中):シュノーケリングによる底生動物採集
写真8(下段右端):生理活性物質の抽出実験
2016年「海洋生物科学実習I」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月24日(水)~8月29日(月)
教員:
9名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人;農学研究科:荒井修亮、市川光太郎、田川正朋、中山耕至)
学生:
20名(京都大学:17名;京都学園大学:2名;名古屋大学:1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 由良川河口付近において仔稚魚と動物プランクトンを採集。実験所泊。
3日目 魚類の外部・内部形態の観察。実験所泊。
4日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析。実験所泊。
5日目 実験所桟橋付近において音響により発信器の位置を観測。実験所泊。
6日目 観測データの解析。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリングの説明
写真2(上段左中):舞鶴湾内におけるシュノーケリング講習
写真3(上段右中):由良川河口における地曳網調査
写真4(上段右端):地曳網採集物の確認
写真5(下段左端):神崎海水浴場における桁網調査
写真6(下段左中):仔稚魚の選別・同定
写真7(下段右中):魚類の解剖・内部形態の観察
写真8(下段右端):動物プランクトンの観察
2016年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月7日(日)~8月11日(木)
教員:
11名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太、澤田英樹、田城文人;森林生物系部門:徳地直子、伊勢武史、中川光、坂野上なお、中西麻美)
学生:
16名(京都大学:10名;東北大学、福井工業大学、名古屋大学、大阪府立大学、水産大学校、鹿児島大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流域の調査。研究林泊。
2日目 バスで移動しながら由良川上・中流域の調査。舞鶴水産実験所到着。実験所泊。
3日目 午前は由良川河口域の調査。午後は実験所において水質および生物試料の分析。懇親会。実験所泊。
4日目 午前は試料の分析。午後はデータの解析および報告会の準備。実験所泊。
5日目 報告会。バスで京都大学へ移動、解散。
記録写真:
写真1(上段左端):由良川上流域における魚類調査
写真2(上段左中):大野ダムにける水質調査
写真3(上段右中):由良川中流域(和知)における水生生物調査
写真4(上段右端):由良川下流域(和久川合流点)における水質調査
写真5(下段左端):由良川河口域(神崎海水浴場)における魚類調査
写真6(下段左中):魚類の胃内容物分析
写真7(下段右中):懇親会(バーベキュー)
写真8(下段右端):成果報告会
2016年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受け る。それ故、本海域では古くから多様な漁場が形成され、舞鶴市を中心として水産業が発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海の 水深5~200mの海域において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集 し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、水産重要生物である魚類を対象にして、形態観察(外部形態・内部形態)、初期発生 観察(卵から仔魚までの発生過程)、日齢査定(耳石観察)などの実習を行い、水産学および水産生物学の基礎知識を習得する。
期間:
3月13日(日)~3月18日(金)
教員:
4名(舞鶴水産実験所:山下 洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
14名(京都大学:11名;筑波大学:2名;立命館大学:1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。水産加工会社「かねと食品」と「嶋岩」を見学。実験所泊。
2日目 舞鶴湾内外において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。海洋の環境と生物に関する講義。データ解析。実験所泊。
4日目 魚類の耳石と消化管内容物の分析。データ解析。実験所泊。
5日目 魚類の行動観察。データ解析。懇親会(調理実習)。実験所泊。
6日目 データ解析。成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):「嶋岩」(かまぼこ工場)を見学。
写真2(上段左中):「緑洋丸」による海洋観測と底生動物採集。
写真3(上段右中):底生動物の分類と同定。
写真4(上段右端):スズキ仔魚の耳石を摘出。
写真5(下段左端):スズキ仔魚の耳石輪紋を計数。
写真6(下段左中):アミメハギの行動を観察。
写真7(下段右中):自分たちで作った魚料理で懇親会。
写真8(下段右端):実習成果を班ごとに発表。
2015年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
趣旨:
若狭湾において沿岸から外洋に至る海洋構造と底生動物を調査し、水域ごとに環境特性と生物群集の対応関係を学ぶ。また、魚類の観察、採集、同定、標本作製を行い、魚類研究の基礎を体験する。
期間:
9月24日(木)~9月29日(火)
教員:
3名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
13名(三重大学:3名;酪農学園大学、秋田大学、筑波大学:各2名;東京工業大学、京都大学、京都工芸繊維大学、滋賀県立大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。丹後魚っ知館(水族館)と京都府海洋センターを見学。実験所泊。
2日目 由良川河口沖と舞鶴東湾において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。底生動物群集に関する講義。実験所泊。
4日目 刺網による魚類採集。魚類の標本作製.実験所泊。
5日目 シュノーケリングによる魚類観察。魚類調理実習。懇親会。実験所泊。
6日目 実習成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
記録写真:
写真1(上段左端):丹後魚っ知館の大水槽でエビスザメを観察。
写真2(上段左中):京都府海洋センターのトリガイ養殖試験を見学。
写真3(上段右中):舞鶴東湾において桁網により底生動物を採集。
写真4(上段右端):桁網で採集された底生動物を分類、計数。
写真5(下段左端):刺網で採集された魚類の標本を作製。
写真6(下段左中):竜宮浜海水浴場で集合写真。
写真7(下段右中):人力で桁網を曳いて仔稚魚を採集。
写真8(下段右端):魚類調理実習を終えて、懇親会。
2015年「海洋生物科学実習II」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月23日(日)~8月28日(金)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太;農学研究科:鰺坂哲朗、豊原治彦、木下政人)
学生:
24名(京都大学:19名;三重大学:3名;名城大学、九州大学:各1名)
内容:
1日目 各自来所。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 岩礁域において大型藻類を採集(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 大型藻類の分類と計数。実験所泊。
4日目 実験所周辺において底生動物を採集。実験所泊。
5日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。実験所泊。
6日目 魚市場見学(緑洋丸)。バスで京都大学へ移動。解散。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリングの準備
写真2(上段左中):「緑洋丸」から海へ飛び込む
写真3(上段右中):波打ち際でのシュノーケリング
写真4(上段右端):岩礁域の大型藻類採集調査
写真5(下段左端):生理活性物質の抽出
写真6(下段左中):魚市場(京都府漁協)競りの見学
写真7(下段右中):魚市場(京都府漁協)水揚げ魚種の説明
写真8(下段右端):魚市場(京都府漁協)定置網漁法の説明
2015年「海洋生物科学実習I」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月18日(火)~8月23日(日)
教員:
7名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太;農学研究科:荒井修亮、田川正朋、中山耕至、小林志保)
学生:
25名(京都大学:20名;岡山理科大学:3名;東海大学、九州大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 由良川河口付近において仔稚魚と動物プランクトンを採集。実験所泊。
3日目 動物プランクトンの観察と仔稚魚の食性分析。実験所泊。
4日目 魚類の外部・内部形態の観察。実験所泊。
5日目 舞鶴湾内外における海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
6日目 海洋観測データの解析。底生動物サンプルの分析。各自帰宅。
記録写真:
写真1(上段左端):シュノーケリングの準備
写真2(上段左中):舞鶴湾内におけるシュノーケリング講習
写真3(上段右中):仔稚魚採集の説明
写真4(上段右端):由良川河口付近における仔稚魚採集調査
写真5(下段左端):動物プランクトンの観察
写真6(下段左中):魚類の外部・内部形態の観察
写真7(下段右中):「緑洋丸」乗船前の諸注意
写真8(下段右端):舞鶴湾内外における底生動物採集調査
2015年「森里海連環学実習」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月6日(木)~8月10日(月)
教員:
8名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太;森林生物系部門:徳地直子、伊勢武史、坂野上なお、中西麻美)
学生:
19名(京都大学:10名;国際教養大学、富山大学、名城大学:各2名;長崎総合科学大学大学院、甲南大学、福井県立大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで芦生研究林へ移動。森林の観察および由良川源流域の調査。研究林泊。
2日目 バスで移動しながら由良川上・中流域の調査。舞鶴水産実験所到着。実験所泊。
3日目 午前は由良川河口域の調査。午後は実験所において水質および生物試料の分析。懇親会。実験所泊。
4日目 午前は試料の分析。午後はデータの解析および報告会の準備。実験所泊。
5日目 報告会。バスで京都大学へ移動、解散。
記録写真:
写真1(上段左端):由良川上流域における水生生物調査
写真2(上段左中):由良川中流域(和知)にける水質調査
写真3(上段右中):由良川下流域(和久川合流点)における水質調査
写真4(上段右端):由良川河口域(神崎海水浴場)における地引網調査
写真5(下段左端):動物プランクトンの観察
写真6(下段左中):懇親会(バーベキュー)
写真7(下段右中):成果発表会
写真8(下段右端):集合写真
2015年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
趣旨:
舞鶴水産実験所が立地する若狭湾西部海域(丹後海)は対馬暖流水(沖合表層)、日本海固有水(沖合底層)そして由良川由来の河川水(沿岸域)の影響を受ける。それ故、本海域では古くから多様な漁場が形成され、舞鶴市を中心として水産業が発展してきた。本実習では実験所の調査船(緑洋丸)に乗船し、丹後海の水深5~200m海域において各種海洋観測を行い、本海域の物理環境を調査する。また、海洋観測とともに桁網(小型底曳き網)を用いて底生生物を採集し、物理環境の違いによる底生生物の群集構造の変化を分析する。さらに、水産重要生物である魚類を対象にして、形態観察(外部形態・内部形態)、初期発生観察(卵から仔魚までの発生過程)、日齢査定(耳石観察)などの実習を行い、水産学および水産生物学の基礎知識を習得する。
*「2015年若狭湾春季の水産海洋生物実習」は、天候不順のため,内容を一部変更して実施しました。
期間:
3月9日(月)~3月14日(土)
教員:
4名(舞鶴水産実験所:山下 洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
15名(富山大学:4名;京都大学、九州大学:各2名;酪農学園大学、水産大学校、北海道大学、お茶の水女子大学、東北大学、放送大学、山口大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。わかめ工場の見学。かまぼこ製造の体験。マダイ卵発生の観察。実験所泊。
2日目 魚類の耳石日周輪の分析。動物プランクトンの観察。マダイ卵発生の観察。実験所泊。
3日目 刺網の引揚。魚類の同定と形態の観察。マダイ卵発生の観察。実験所泊。
4日目 舞鶴湾内の調査(緑洋丸)。底生動物の分類と計数。マダイ卵発生の観察。懇親会(調理実習)。実験所泊。
5日目 由良川河口の調査。稚魚の消化管内容物の分析。マダイ卵発生の観察。実験所泊。
6日目 データ解析に関する講義。レポート作成。西舞鶴駅にて解散。
2014年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
趣旨:
若狭湾において沿岸から外洋に至る海洋構造と底生動物を調査し、水域ごとに環境特性と生物群集の対応関係を学ぶ。また、魚類の観察、採集、同定、標本作製を行い、魚類研究の基礎を体験する。
期間:
9月24日(水)~9月29日(月)
教員:
3名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
7名(京都大学:2名;東北大学、東京学芸大学、東京農工大学、大阪市立大学、高知大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。丹後魚っ知館(水族館)と京都府海洋センターを見学。実験所泊。
2日目 魚類の同定と標本作製。実験所泊。
3日目 シュノーケリングによる魚類の観察と採集。調理実習。実験所泊。
4日目 由良川河口沖において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
5日目 底生動物群集に関する講義。底生動物の同定と計数。実験所泊。
6日目 データ解析。成果発表会。西舞鶴駅にて解散。
2014年「海洋生物科学実習II」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月30日(土)~9月4日(木)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太;農学研究科:豊原治彦、木下政人、笠井亮秀)
学生:
23名(京都大学:19名;人間環境大学:2名;福井県立大学、神戸女学院大学:各1名)
内容:
1日目 各自来所。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 実験所周辺において底生動物を採集。実験所泊。
3日目 分子遺伝学的手法による種同定。生理活性物質の抽出。実験所泊。
4日目 海洋環境観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
5日目 試水の分析。データ解析。底生動物の分類・計数。実験所泊。
6日目 魚市場見学(緑洋丸)。まとめ講義。バスで京都大学へ移動。解散。
2014年「海洋生物科学実習I」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月25日(月)~8月30日(土)
教員:
7名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太;農学研究科:鰺坂哲朗、田川正朋、中山耕至)
学生:
25名(京都大学:20名;山梨大学:2名;福井県立大学、北海道大学、岡山理科大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 由良川河口付近において仔稚魚を採集。実験所泊。
3日目 魚類の形態観察と解剖。実験所泊。
4日目 動物プランクトンの観察。実験所泊。
5日目 岩礁域において大型藻類を採集(緑洋丸)。実験所泊。
6日目 大型藻類の分類と計数。データ解析。各自帰宅。
2014年「森里海連環学実習I(由良川コース)」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月7日(木)~8月11日(月)
教員:
9名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、甲斐嘉晃、鈴木啓太;森林生物系部門:徳地直子、伊勢武史、坂野上なお、中西麻美;森里海連環学教育ユニット:Lavergne Edouard Alexandre)
学生:
16名(京都大学:7名;高知大学、名城大学:各2名;北海道大学、名古屋工業大学、九州大学、東京農業大学、島根大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで芦生研究林へ移動。由良川の上流域、中流域の調査。舞鶴水産実験所泊。
2日目 午前は由良川の中流域、下流域の調査。午後は試料の分析。懇親会。実験所泊。
3日目 終日、実験所において水質および生物試料の分析。実験所泊。
4日目 データの解析および報告会の準備。実験所泊。
5日目 報告会。バスで京都大学へ移動、解散。
2014年「若狭湾春季の水産海洋生物実習」
趣旨:
実習船で、舞鶴湾および若狭湾西部海域の由良川河口域から丹後半島沖(水深5mから200m)において水温、塩分などの海洋環境の測定を行って、日本海の 深層が水温2度以下と北極海なみに冷たい日本海固有水に覆われ、世界に類の無い特殊な環境であることを学ぶ。また、桁網(小型底曳き網)を用いて底棲生物 (魚類・ベントス)を採集し、表層の対馬暖流内(亜熱帯系水)と深層の固有水内(寒帯系水)とで底棲生物群集がどのように変化するかを調べる。採集した仔 稚魚の耳石を摘出し、日周輪を観察する。また、仔稚魚の餌となる動物プランクトンの観察を行う。さらに、ヒラメの受精卵と仔魚の発達過程を観察し、海産魚 類の初期生態研究の基礎を習得する。魚市場調査と刺し網による魚類採集を行い、魚類の種同定の方法、形態的特徴等、魚類分類学について基礎的知識を得る。 水族館(丹後魚っ知館)のバックヤードを見学し、海洋生物の飼育展示の基礎を学ぶ。また、水産総合研究センター日本海区水産研究所(宮津庁舎)および京都 府農林水産技術センター海洋センターにて水産資源生物の種苗生産施設見学を行い、水産増殖の現場を学ぶ。
期間:
3月17日(月)~3月22日(土)
教員:
5名(舞鶴水産実験所:山下 洋、益田玲爾、上野正博、甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
12名(北海道大学:3名;近畿大学:2名;東北大学、京都大学、東京農工大学、京都工芸繊維大学、名城大学、琉球大学、日本獣医生命科学大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。水族館(丹後魚っ知館)、日本海区水産研究所宮津庁舎、京都府海洋センターを見学。実験所泊。
2日目 舞鶴湾内外において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。魚類の卵発生の観察。懇親会(調理実習)。実験所泊。
3日目 底生動物の同定と計数。日本海に関する講義。魚類の卵発生の観察。実験所泊。
4日目 魚類の同定と形態の観察。魚類の卵発生の観察。実験所泊。
5日目 魚類の耳石と消化管内容物の分析。魚類の卵発生の観察。実験所泊。
6日目 データ解析に関する講義。レポート作成。西舞鶴駅にて解散。
2013年「若狭湾秋季の水産海洋生物実習」
趣旨:
若狭湾において内湾から外洋(水深200 m)に至る海洋構造と底生動物を調査し、水域ごとに環境特性と生物群集の対応関係を学ぶ。また、魚類の観察、採集、同定、標本作製を行い、魚類研究の基礎を体験する。
期間:
9月17日(火)~9月22日(日)
教員:
4名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、上野正博、甲斐嘉晃、鈴木啓太)
学生:
11名(名城大学、いわき明星大学:各2名;鹿児島大学、近畿大学、北海道大学、筑波大学、東京大学、日本大学、広島大学:各1名)
内容:
1日目 西舞鶴駅に集合。舞鶴湾内において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
2日目 魚市場を見学。魚類の同定と標本作製。実験所泊。
3日目 舞鶴湾外において海洋観測と底生動物採集(緑洋丸)。実験所泊。
4日目 シュノーケリングによる魚類の観察と採集。調理実習。実験所泊。
5日目 底生動物の同定と計数。データ解析。実験所泊。
6日目 水族館(丹後魚っ知館)を見学。天橋立を観光。西舞鶴駅にて解散。
2013年「海洋生物科学実習II」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月27日(火)~9月2日(月)
教員:
6名(舞鶴水産実験所:山下洋、上野正博、甲斐嘉晃、鈴木啓太;農学研究科:豊原治彦、木下政人)
学生:
18名(京都大学:17名;三重大学:1名)
内容:
1日目 各自来所。実験所泊。
2日目 舞鶴水産実験所周辺において底生動物を採集。実験所泊。
3日目 生理活性物質を抽出し活性を測定。実験所泊。
4日目 舞鶴湾外において海洋観測。底生動物と動物プランクトンを採集(緑洋丸)。実験所泊。
5日目 底生動物の同定と計数。データ解析。実験所泊。
6日目 動物プランクトンの観察。魚類の食性分析。データ解析。実験所泊。
7日目 魚市場を見学(緑洋丸)。バスで京都大学へ移動。解散。
2013年「海洋生物科学実習I」
趣旨:
海洋生物研究に必要とされる観測、採集、実験の基礎を習得する。
期間:
8月21日(水)~8月27日(火)
教員:
8名(舞鶴水産実験所:益田玲爾、上野正博、甲斐嘉晃、鈴木啓太;農学研究科:鰺坂哲朗、田川正朋、笠井亮秀、中山耕至)
学生:
24名(京都大学:20名;東海大学、近畿大学、筑波大学、岡山大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで舞鶴水産実験所へ移動。シュノーケリング講習。実験所泊。
2日目 舞鶴湾内において海洋観測(緑洋丸)。実験所泊。
3日目 試水を分析。データ解析。実験所泊。
4日目 由良川河口付近において仔稚魚を採集。実験所泊。
5日目 魚類の分類学と解剖学。実験所泊。
6日目 岩礁域において大型藻類を採集(緑洋丸)。実験所泊。
7日目 大型藻類の分類と計数。データ解析。各自帰宅。
2013年「森里海連環学実習I(由良川コース)」
趣旨:
京都府の北部を流れる由良川は、京都大学芦生研究林を源流として丹波地方を流れ、若狭湾西部の丹後海に注ぐ。本実習では芦生研究林内の渓流と森林の観察、由良川に沿って上流域から和知、綾部、福知山を経由して河口域までの水質調査、魚類や水生昆虫などの水生生物調査、土地利用様式の調査を行う。森林域、里域、農地、都市などの陸域の環境が由良川の水質、生物多様性、食物構造などにどのような影響を与えているかを観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する。
期間:
8月5日(月)~8月9日(金)
教員:
8名(舞鶴水産実験所:山下洋、益田玲爾、上野正博、甲斐嘉晃、鈴木啓太;和歌山研究林:長谷川尚史;芦生研究林:坂野上なお;上賀茂試験地:中西麻美)
学生:
20名(京都大学:12名;岐阜大学、東京海洋大学、お茶の水女子大学、創価大学、山形大学、名城大学、山梨大学、北里大学:各1名)
内容:
1日目 京都大学集合。バスで芦生研究林へ移動。森林の観察、由良川源流域の調査。研究林泊。
2日目 バスで移動しながら、由良川の上流域、中流域、下流域の調査。舞鶴水産実験所泊。
3日目 由良川河口域の調査。実験所において水質および生物試料の分析。実験所泊。
4日目 水質および生物試料の分析の続き。データの解析。報告会の準備。実験所泊。
5日目 報告会。バスで京都大学へ移動、解散。