京都大学 水産 教授

1.教員

山下 洋[やました よう](教授、京都市駐在)

山下先生 写真連 絡 先: yoh*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)、075-753-6410(電話)
専  門: 沿岸資源生態学
趣  味: 渓流釣り、ベガルタ仙台の応援
研究課題:
主に食糧資源となる水生生物の生態とその生産を支える生態系と水圏環境について、多様な観点から研究を進めている。現在の主要なターゲットは、ヒラメ・カレイ類、スズキ、マナマコなどである。
1.森里海連環学
森 や里域の環境と人間活動が、河川、河口、沿岸域における水圏生物の生産構造と多様性に与える影響を調べ、流域と沿岸域の統合的な環境管理を検討する。陸域 生態系と沿岸域生態系の環境および両生態系間の健全な物質循環が、沿岸海洋域における豊かな生物生産を支えるという「森里海連環学」を検証し、そのメカニ ズムの解明をめざす。森里海の連環を分断する問題点を抽出し、解決策を検討する。
2.水生生物の生産生態学
河 川、海洋に生息する生物の生態を解明する。とくに、栄養塩、基礎生産、プランクトンから大型底生動物や魚類に至る食物網構造とエネルギーフロー、および水 生生物の生活史、生残、成長、移動、食性などの生態について、個体群および群集生産の視点から探求する。また、河口、干潟域、藻場、砂浜海岸などのハビ タットとしての役割とハビタット間の連環(複合生態系ネットワーク)機構について研究する。
3.水圏資源管理学
沿岸資源を持続的に維持・管理する技術、環境修復や栽培漁業などを通した資源再生技術を、地域レベルから国際的なレベルまで多様な範囲において研究する。
経歴・業績など:京都大学教育研究活動データベースへ

益田 玲爾[ますだ れいじ](准教授、実験所長)

益田先生 顔写真連 絡 先: reiji*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)、0773-62-9063(電話)
専  門: 魚類心理学
趣  味: 潜水、テニス、マラソン、ピアノ
研究課題:
魚類の行動の個体発生
大 学院生の頃から一貫して,魚類の行動の個体発生という研究テーマに取り組んできました.魚の群れや,遊泳能力,他の生物との共生,学習などの行動は,魚の 成長に伴いどのように発達するか,といった,いわば魚の発達心理学的な研究です.とりあえずは魚を飼って,日がな一日眺め,ときどきビデオで撮影するとい う,多分に趣味的な研究ですが,ヒトの心理の理解に役立つこともあるかもしれない,夢のある研究と信じています.そんな研究の同志を募集中です.
また,趣味の潜水を活かして,沿岸に生息する魚類の分布や生態についても調査しています.舞鶴水産実験所前での毎月2回の定例潜水調査を皮切りに,原発温 排水の影響を受ける福井県高浜町音海での潜水,さらには気仙沼で震災以降の海の回復の様子をモニタリングするなどの潜水調査を行ってきました.「そこに海 があるから潜る」といった感じの,多分に趣味的な研究ですが,海の生物資源を理解し適正に管理する上で必須な研究と信じて取り組んでいます.そんな研究の 同志も募集中です.
経歴・業績など:京都大学教育研究活動データベースへ

甲斐 嘉晃[かい よしあき](助教)

甲斐さん 写真連 絡 先: mebaru*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)、0773-62-9079(電話)
専  門: 魚類分類学
趣  味: バンド(ベース)
研究課題:
1.メバル科・クサウオ科・ダンゴウオ科魚類の系統・分類学的研究
メバル科、クサウオ科、ダンゴウオ科は主に北半球の寒海域で多様に種分化したグループです。彼らがどのような原因で種分化したのか、多様性を生み出す原 動力は何だったのか、どうやって「種」としての独自性を保っているのか、と言う疑問に、形態学・分子遺伝学的手法を用いて研究を進めています。
2.日本海の魚類の系統地理学的研究
日本海は周囲を陸で囲まれた閉鎖的な海域です。氷河期には狭い海峡がほぼ閉じてしまい、周囲の海から孤立したことが知られています。このような歴史的背 景から日本海には固有種が多かったり、周囲の海とは少し異なった遺伝的組成を持った種が生息しています。主に分子遺伝学的手法を用いて、日本海の魚がた どってきた歴史を推定しています。
経歴・業績など:京都大学教育研究活動データベースへ

鈴木 啓太[すずき けいた](助教)

鈴木啓太 顔写真連 絡 先: suzuki.keita.3r*kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)、0773-62-9094(電話)
専  門: 沿岸・河口域生態学
趣  味: ジョギング、スイミング、ハイキング
研究課題:
沿岸・河口域は生物生産が活発であると同時に人間活動の影響を受けやすい水域です。水質汚濁や護岸、干拓、浚渫などにより沿岸・河口域に生息する生物が脅 かされています。私は魚類や甲殻類を対象とし、特に環境変化に弱い発育初期の分布や食性、成長、生残を調べています。沿岸・河口域の生物の生活史を理解 し、人がそれらの生物と共に生きてゆく方法を見出すことが目標です。
1.仔稚魚の生態
魚類の初期生活史(回遊、食性、成長、生残など)を調べ、魚種ごとに再生産の鍵となる環境条件を究明する。
2.動物プランクトンの生態
カイアシ類やアミ類の生活史(定位、食性、成長、生残など)を調べ、魚類生産を支える動物プランクトンの生産機構を究明する。
3.環境変動と生物生産
水域ごとに様々な時間スケールの環境変動(気候変動、季節変動、潮差変動、流量変動など)と生物生産の関係を調べ、沿岸・河口域生態系の動態を理解する。
経歴・業績など:京都大学教育研究活動データベースへ

澤田 英樹[さわだ ひでき](特定助教)

澤田英樹 写真連 絡 先: sawahi*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)、0773-62-9076(電話)
専  門: 無脊椎動物生態学
趣  味: ジョギング、貝殻拾い、砂浜巡り、太陽光発電
研究課題: 地形と底生生物(ベントス)との関わり
1.開放性(露出性)砂浜海岸における二枚貝浮遊幼生の出現動態
外海に面した砂浜海岸は波当たりの強い環境で、露出性(≒開放性)砂浜海岸と呼ばれます。ここでの生物相は遮蔽性(≒内湾性)砂浜海岸のものと全く異なります。そのメカニズム解明の一端として、二枚貝の浮遊幼生期に着目しました。
二枚貝の多くは発生直後に浮遊幼生として海中を漂いますが、形態から種を同定するのはほぼ不可能です。そこで分子生物学的手法を用いて簡易に同定する方法を確立し、研究を進めました。
2.汽水性二枚貝と地形的要因について
二枚貝のヤマトシジミの分布と水深等の地形要因について、河口域や汽水湖を対象に取り組んできました。
3.マナマコの生態について
マナマコは、発生直後は浮遊幼生として漂い、着底後は藻場やカキ礁へ、成長するにつれて砂泥や岩礁域などへと目まぐるしく生息地を変えるとされます。それぞれの成長段階を対象とし、船外機船や(苦手な)潜水を駆使して解明に取り組みたいと思っています。

経歴・業績など:ReaD & Researchmapへ

田城 文人[たしろ ふみひと](特定助教)

田城さん写真連絡先: tashiro.fumihito.2x*kyoto-u.ac.jp(*を@に換えて下さい)、0773-62-9076(電話)
専門: 魚類分類学
趣味: 旅、生物採集
研究課題: 公開臨海実習のコーディネート、実習指導および研究
当実験所は2011年に文部科学省より教育関係共同利用拠点としての認定を受けました。認定に伴い、本学のみならず他校の学生を対象とした公開臨海実習も開催しています。2014年度からは私が公開臨海実習のコーディネート、参加学生への指導、実習教育コンテンツの開発、諸研究等に携わることになりました。皆様のご参加、お待ちしています!
専門は魚類分類学で、これまで東アフリカ・タンガニイカ湖のカワスズメ科魚類(シクリッド)や深海性ウナギ目魚類をターゲットにしてきました。これらの研究も続けつつ、日本海という特殊な海域に立地する当実験所の利点を活かした研究も行っていきたいと思います。ちなみに、魚類に寄生するウオノエ類にも若干の興味があります。
経歴・業績など:
しばらくお待ちください。